野麦イササから始まる物語

まだまだ寒い夜もありますが、すっかり春!5/1には野麦峠の山開きがあり、いよいよです。今年はこれまでやってきたことの深掘りと学舎リノベーションを重点的に進めていきたいと思っております。


その中で今どうしてもやりたいのは伝統民謡「野麦イササ」の再発掘です。これまで集落の方に習い、ばあちゃんの話を聞き、練習を重ね、踊りと唄を通じて色々な繋がりができてきました。人の記憶、音の記録、映像の記録、だいぶ見えてきているものもありますが、今一度、これまでの記録をさらに掘り起こしたい、もっともっと「野麦イササ」を通じて見えてくるものがまだまだあるんじゃないかと感じています。

今まさに大阪万博が開催されていますが、1988年には「飛騨・高山博」がありました。そこで「野麦イササ」が踊られたという話を聞き、「'88 飛騨・高山博」の公式記録をお借りして拝見させてもらった所、たしかに1988年9月30日に「高根村の日」として、「野麦イササ」が踊られていたことが分かりました。見れば見るほど、興味深い高山博、しかし残念ながら公式としては映像記録は残っていないとのこと。


でももしかしたら、誰かが当時のビデオや8mmとかで撮っていて、家のどこかに眠っているんじゃないかという希望はあります。どうにかして、その貴重な記録を発掘したい、あわよくば当時の記録を集めて8mm上映会をしたい、そんなことを願っています。

どんな些細な情報でも結構です。何かの一筋になりそうなことがありましたら教えて頂けたら幸いです。スマホで簡単に記録できるのとは違う時代、そこの空気感はかけがえの無いものだったと思います。野麦イササから始まる物語、まだ続きはあると思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

野麦学舎保存会

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