只今、修繕中

野麦学舎が取り壊される決議の市議会が始まる3日前に野麦学舎保存会を立ち上げ、正式に嘆願書を出したのが2021年3月。それから1年と3ヶ月、2022年6月に高山市から野麦学舎保存会へ、学舎が譲渡されました。譲渡にあたっての大きな条件は、「地域のために使うこと」「現状渡しであること」でした。前者はその集落に古くからあった由緒正しき学校で、野麦集落のシンボル的な建物であるので、野麦集落の活性のために使うというのはもちろんのこと、後者の「現状渡し」は、経年劣化や自然災害で傷んでいるところが色々あるけど、それを分かった上で受け取ってくださいねということで、こちらもそれを覚悟の上での譲渡契約をしました。


野麦学舎を保存する上で、一番の懸念が2021年に起きた豪雨災害で裏の石積みが崩れ、山水がグラウンドに流れ込んでしまっていること。常にグラウンドがぐちょぐちょであり、このまま放っておけば、8月13日の野麦学舎祭の開催はおろか、建物にも被害が出ることが明白です。ここの治水工事が必須でした。

完全に譲渡が終わらないと作業にとりかれなかったこともあり、ようやく、先日に工事が入ることが出来ました。

あまりの山水の量に、ポンプ2台で吐き出しつつの作業。新しい側溝に加えて、すぐ横に暗渠排水も入れてもらいました。常に水が流れているのが可視化されました笑。これでしっかりと水の流れをコントロールできます!

みるみる内にグラウンドから水が無くなっていき、一番の悩みが解決されました。治水工事に関わって頂いた皆様、本当にありがとうございました!

そして、軒折れ修繕へとつづく、、

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